広野町は震災から 8 年が経過し、帰還した住民と震災後の新たな居住者、震災復興を通じた交流 人口とでまちづくりが進んでおります。震災復興に取り組むべく設立した NPO 法人広野わいわいプロジェク トは、そうした、新しいまちづくりにコミュニケーションと交流の場を構築するため、アートによる大規模イベン トを通じた、地域の賑わい創出事業を企画し取り組んで参りました。
しかし、10 月 27 日に開催を予定しておりましたイベント「フェスティバル FUKUSHIMA!in 広野 浜 通りで盆踊り」および「時の封 ~ひろの 2120」第 1 回ワークショップは、この度の台風 19 号の被害を考 慮し中止とさせていただきます。
もとより、「フェスティバル FUKUSHIMA!」の盆踊りは、震災復興を勇気づける企画として始められた ものであり、「時の封」も復興へのメッセージをアートに託そうというものでした。
これらの企画を実施する準備の最中に、新たな災害が発生してしまいました。正にこのようなときだから こそアートの力が必要であるとの声もありましたが、現実として全国および福島県内、浜通り地域に大きな 被害が出ており、今も自宅での居住が難しい方や、断水で生活が困難な方がおられます。被害への緊 急対応が求められる時期にイベントを開催することは難しく、災害への対応を優先したいと開催団体一 致で判断いたしました。
ご参加を予定していただいておりました皆さま、ご協力いただきました皆さまには大変申し訳ありませんが、 ご理解いただければと思います。
今後も、主催団体である NPO 法人広野わいわいプロジェクトは、広野町、早稲田大学ふくしま広野 未来創造リサーチセンターと協力して、福島復興に向け一緒に取り組んでまいります。また、イベントの企 画をお願いいたしましたプロジェクト FUKUSHIMA!および気流部の皆さまとは、10 月 27 日開催のイ ベントは中止となりましたが、今後の対応を協議しております。事業継続はめざして参りますので、今後と もよろしくお願いいたします。
以上
2019 年 10 月 22 日
開催団体を代表して NPO 法人広野わいわいプロジェクト